【第5回】これからの住宅補助金とエネルギー選択まとめ
~GX時代の家づくり、結局どんな家を選べばいい?~
住宅の性能や光熱費、そして補助金制度、家づくりを考える上で欠かせないテーマが大きく変化しています。
いま国が掲げる「GX(グリーントランスフォーメーション)」は、環境負荷を減らしつつ、エネルギーを【創って・貯めて・使う】住宅へと進化させる取り組みです。
これまでの長期優良住宅やZEHに比べ、GX型はエネルギー自立性が重視され「太陽光+蓄電池+高断熱+消費エネルギー削減」のオール電化住宅が有利な流れになっています。
最終回となる今回は、これまでの内容を踏まえながら、「結局どんな家づくりを選べばいいのか?」を整理していきます。
共働き・昼間不在型 → 夜間割引の恩恵を受けやすい「オール電化+太陽光」 最大補助金を活用したいなら蓄電池の導入も
昼間も在宅時間が長い家庭 → 太陽光の自家消費を最大化しやすい「オール電化+太陽光+蓄電池」
乾太くん必須派 → 「ガス併用住宅」ただしGX-ZEH住宅補助金の適用条件はやや不利になります
太陽光否定派→「ガス併用住宅」GX-ZEH住宅補助金の適用条件はクリアできません。対象外となります
国の方向性は明確に「再エネ+電化」に向かっています。長期的なコストと補助金を総合的に見ると、GX型住宅=電化系が有利といえるでしょう。
すべては「ライフスタイル」と「将来の電気代の見通し」を踏まえて考えることが大切です。