ZEH補正予算決定!ゼロエネの強い味方!?ハイブリッド給湯器のご紹介

2016/10/31(月) 家づくりのこと技術部

こんにちは、技術部の山本です。

まずお知らせです。HPでもご紹介してきました【ZEH】(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の補助事業に採択されました注文住宅のお客様の家が来月いよいよ完成します。

今回はお客様のご厚意と【ZEH】普及とPRの為、期間限定完全予約にてご案内させていただく予定です。詳しい日程が決まり次第、HP・Facebook等にて告知いたしますのでご期待下さい!

 さて本日は、その【ZEH】にも関係のある給湯設備に関する社内勉強会を先日行ないましたのでそちらの報告をさせて頂きます。

 

まず給湯、すなわち家で使う【お湯】は一般的に家庭で使うエネルギーのどれくらいの割合を占めているかご存知ですか?

動力・照明に次いで2番目。そう、暖房・冷房より全然多いエネルギーを消費しています。当然ですね、お湯は皆さんほぼ毎日使われますから。

と言うわけで、【ZEH】を目指す上でも給湯設備の選択は非常に大切です。

 そして今回勉強したのが、【ハイブリッド給湯システム】です。ハイブリッド?そう、まさに敵対関係と言ってもいい(笑)ガスと電気のハイブリッド給湯器なのです!

 最大のポイントは、電気のメリットである高効率【ヒートポンプ】(エコキュートなど同じ)で水をある温度まで上げて、足りない熱をガスで足すといった仕組みです。

エコの代名詞とも言うべきエコキュートにはいくつか弱点があります。それこそヒートポンプ技術で水を高温にしますので、実は結構エネルギー(電気)を使います。しかも、そのお湯は電気料金の安い深夜に沸き上げ、外に設置したタンクにお湯を貯め、その日の夜(一般的に)のお風呂のお湯として使いますので、作る時間と使う時間にタイムラグがあり、その間の熱損失が結構あります…

ハイブリッド給湯器は深夜電力を使う前提ではないので、日中ヒートポンプでじわじわ温め、お風呂に入る時に足りない分の熱をガスで補います。

 

しくみも使い勝手もとても理にかなっています!

 さて今年度のZEH補助事業は早くも終了しました。採択の重要なポイントとなる太陽光を除いた一次エネルギー消費量削減率が基準20%に対して第三次が30%・四次が40%、五・六次に至っては50%が採択ボーダーと言われています。

削減率を上げるにはハイブリッド給湯器は有効な設備です。

今後の課題はイニシャルコストとランニングコストをしっかり比較して、本当にメリットのある選択を提案できる事が重要です。

・具体的にはイニシャルコストを抑える。

・実際に住む建物を前提としたランニングコストシミュレーションを行う。

 先週、ZEH補助事業の補正予算!平成28年度補正予算 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)普及加速事業費補助金が発表されました。

その名の通り、国は現在ZEHを普及させるのに躍起です。125万円という高額補助が受け取れます。

これから家づくりをお考えの方は是非一度2020年に向けた家づくりの方向性をご覧になる事をオススメします。