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乾太くんを使いたいけど、GX-ZEH補助金も気になる! 第3回(全5回)

公開日:2025/11/04(火) 更新日:2025/11/04(火) 家づくりのこと営業部

【第3回】蓄電池は元が取れる?GX-ZEH時代に考える導入メリットと注意点

~元を取ることだけを考えるのはやめましょう~

 

GX-ZEH補助金の”ポイント”となる「蓄電池」についてもう少し踏み込んでみましょう。

「蓄電池って高いけど、本当に必要?」「元が取れるの?」そんな疑問を持つ方に向けて、導入コスト・補助金・経済効果を簡単に解説

 

蓄電池の価格と寿命

家庭用蓄電池導入費用(蓄電容量4kWh~12kWhで約80万円~220万円が目安)となります。

太陽光と併せて設置工事費を含めると、総額で200~300万円前後になるケースもあります。

寿命はおおむね10〜20年。使用頻度や充放電サイクルによって劣化スピードは異なり、太陽光パネルの寿命(20〜25年)よりは短く、一度の設置で一生使えるものではないという点に注意が必要です。

 

GX-ZEH住宅補助金と蓄電池の関係

2027年度以降に本格スタート予定の「GX住宅支援制度」では、蓄電池を設置していることが補助金の必須条件になる見込みです。

現在(2025年時点)の補助金額は、【GX志向型住宅:160万円】・【長期優良住宅:80万円】・【ZEH水準住宅:40万円】となっています。

GX住宅支援制度での補助金額は未定ですが、蓄電池を導入すれば補助金が増える可能性もあり、設置しなければGX-ZEH住宅としての要件をクリアできなくなるということです。

第1回でも説明しましたが、補助金額が増えたとしてもそれ以上にトータルの初期費用は上昇傾向になります。

 

光熱費削減と経済効果

蓄電池の魅力は、昼間に発電した電力をためて夜に使える「自家消費率の向上」。

昼間不在がちの共働き家庭では、発電した電気の多くを売電することになりますが、夜間に蓄電した電気を使うので、買電の削減効果が多く見込まれ、電気代0円になる場合もあります。

ただし、蓄電池の導入費用をすべて回収するには15〜20年程度かかることもあり、「元を取る」前に故障や修理・交換が必要となる場合があります。

 

停電時の備えとしての価値

災害時に電気が止まっても、【太陽光+蓄電池】があれば冷蔵庫・照明・スマホ充電などを数日間稼働できます。

経済的な損得だけでなく、台風や地震による停電が増えており、「もしもの時の安心」を重視して導入する家庭も増加中です。

 


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