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ようやく見えてきた住宅のIT化とIoTにつながる高度エネマネシステムとは

山本啓介 自己紹介へ
2018/04/24(火) 家づくりのこと技術部

技術部の山本です。さてこのところZEH(ゼッチ)【ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス】関連の事ばかり書いていますが、今日もZEH関連ですw今年のZEH補助金の目玉はZEH+(ゼッチプラス)です。選択要件の一つに「高度エネルギーマネジメント」という要件があります。では高度エネルギーマネジメント(以下高度エネマネ)とはいったいどのようなものなのでしょうか?

まずそもそもZEHも含めて現在太陽住宅では、太陽光を設置されるお客様には、太陽光の発電状況などを見られるモニターの代わりにHEMS(ヘムス)モニターを付けています。というのも太陽光のみでしか使えないモニターもHEMSモニターも金額的にそれほど変わらず、国は2030年には全世帯にHEMS導入を掲げていますので、いずれ必要になるのが分かっているのであれば対応しておこうという事です。

ちなみにHEMS(ヘムス)とはホームエネルギーマネジメントシステムの略称で、出来る事の代表として「家の中の電力の見える化」です。分電盤の各回路ごとに、どれだけ電気を使ったか計測出来ます。これによって省エネ意識が高まり5%程度の省エネ効果があるとも...とはいえ、「気になって見る」というのが前提ですので、見なければ意味がありませんww

そんなものを全世帯導入する意味あるの?って話なんですが、実はHEMSの本来の機能は別にあります。それは電力の制御です。見える化による省エネ効果がマニュアル式だとするとHEMSによる自動制御はオートマチックな省エネ機能といったところです。

さまざまな住宅設備を効率的に勝手に制御してくれるという訳です。

ところが今までは、HEMSという制御装置はあったのですが、それに対応した住宅設備が非常に少なかった為、あまり意味がありませんでした。少なかった理由というのが各設備メーカーの信号(通信)規格が統一されていなかったという、過去にも色々な分野でよくあった話です(なぜ、まず規格を決めて製品に取り掛からないのでしょうか・・・その分野の覇権争い?利権?この手の話はどうもきな臭いですねw)

それが今回、ある程度統一される方向で進んできたようです。そしてZEH+要件の高度エネマネはその規格「ECHONETLite」規格の製品を使うというのが前提です。具体的にはHEMSはもちろん、給湯器がエコキュートであれば対応モデル、そして最低限、要件で求められるリビング用のエアコンもECHONETLite規格のものでなければなりません。とはいっても現状では、スマホを使ってエアコンを操作したり、エコキュートの一部の機能を操作したりといったところです。

というのも現在は多くの機能が宅内で使われる機能になっています。しかしHEMSの本当の役割は外部とつながるインターフェイスなのです。そう、最近よく耳にするIoT(アイオーティー)化が今後ますます進んでいく事を示唆しているのではないでしょうか。現在はものすごくアナログ的で実際「IT化」や「AI化」が非常に遅れていると思っている建築業界にもこの先「IT化」や「AI化」が進んでいくんだろうな~と感じさせる現象の様に思います。

実際これから家づくりをされる方は将来を見越して、そういった設備を導入するもよし、もしくは対応できるように準備をして家を建てられることをおススメします。何も考えずに建ててしまうと近い将来思わぬ機器の更新や配線工事などのやり代えで、要らぬ出費を招くこちになりますのでご注意ください。

 

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