新たな選択肢『コンバージョン』
2018/10/21(日)
営業部
20世紀では、マイホーム=新築という考え方が一般的でした。
建てても30年ほどで壊して、子供たちがまた新築を建てる。
しかし、時代も変わって建物に対する考え方が大きく変わりました。
現在はお金や環境への負担も考えて、既存の建物の活用が求められています。
今までの考え方としては、次のようでした。
『リフォーム』・・・古くなった家を修理・交換して元の状態に戻す改修。
『リノベーション』・・・ライフスタイルに合わせて住みやすくするための改良。
そして、新たに『コンバージョン』という取組みが行われるようになってきました。
店舗や倉庫を住宅に変更するなど、建物の用途を変えることです。
放置されているより、活用された方が良いですね。
使わなくなった建物を解体して、新たに建て直すより費用・時間が抑えられます。
ビルを賃貸マンションにしたことで、収益を見込めるようになったケースもあります。
また、建物が利用されることによって、地域の活性化にも繋がります。
しかし、『コンバージョン』にもデメリットもあります。
・都市計画法や建築基準法などで、簡単に用途変更することができません。
・全体を変更したくても、一部まだ借りている人がいると立退きの必要があります。
・新しい取組みのため、融資に時間がかかることがあるようです。
国土交通省では、法律の緩和策・改築費用の補助を推進しています。
今後はよりニーズが高まり、身近なものになってくるでしょう。
放置された倉庫や資材置き場も、数年後には生まれ変わっているかもしれません。