T様邸・バルコニー床防水改修工事【その1】
アフターサービス・メンテナンス
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今回ご相談&ご依頼があったのは、築17年のOB様。
南バルコニーの床の防水シートがシワになってきたとのことで、お客様と訪問日時を決め調査にお伺いいたしました。
T様邸の既設バルコニー床の防水層の仕様は『塩化ビニル樹脂系シート防水』(※以降、塩ビシート防水と表現)です。
新築後17年の経年もあり、床の壁際立ち上がり隅部分等の接着があまくなり、更にはシート材も硬化し収縮した影響で防水シートが剥離を起こしている状態でした。
特に、エアコン室外機が置いてある箇所の防水シートは、室外機の振動の影響も重なりシートと下地との剥離が大きいです。
溜まった雨水を排水する箇所「排水溝ドレン」も確認しました。ゴミ・砂・土の付着はあるものの、雨漏りには至ってなさそう(๑'ᴗ'๑)
ちなみに、弊社では2010年頃よりバルコニー床やパラペット床防水の仕様を『塩ビシート防水』→『FRP防水』へ変更しています。新築物件含め、FRP防水を標準施工としています。
塩ビシートも耐久性に優れてはいますが、やはり寿命があります。太陽光の紫外線や赤外線、夏季や冬期の寒暖差によるダメージ。間取り的に南側に設けるバルコニーは、まともに太陽の日差しを浴びます。
T様邸は既設17年、全体に劣化も進んでいるため「塩ビシート」→「FRP防水」への改修をお勧めいたしました。
各下職さんとお客様と工事日程を調整。事故やミスが無いよう改修工事に向けて手配・段取りを取ります。
一番気になるのがお天気。防水工事だけに気を使います。
工事期間中は、作業の為の昇降足場を設置させていただき、先ずはバルコニー床置きの設備や家財を移動させます。
物干し台セット、小型スチール物置、エアコン室外機。室外機は、下職の空調設備さんに脱着をお願いします。エアコンの冷媒ガスを漏れなく閉じ込めて外します。
おお!長年のゴミや砂埃が・・・一度設置してしまうとなかなかお掃除が行き届かない所です
安心してください!たとえ既設であっても、清掃してから工事に入ります。お任せください!(๑•̀ - •́)و
先ほどのゴミや砂埃を取り除き、既設で水漏れするような破損個所がないことを確認。お水をお借りしてシャワーホースとタワシで洗います。手洗いです((_o(・д・´,,)ゴシゴシ
きれいになりました!⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
思った通り、エアコン室外機の設置してあった床の隅はかなり収縮が激しいΣ(゚д゚lll)。全体的に防水シート材も劣化しています。お掃除をすると既設の状態がよく分かります。
キレイになったところで、次は「防水の下地工事」に入ります( •ᴗ• )⸝